馬立古墳群
兵庫県たつの市(旧新宮町)2003年4月訪問
尾根上に密集、横穴式石室墳32基
分布図

1号(姥塚古墳)
円墳、R18.5,H6、6C後半
横穴式石室、玄室長3,幅3.6,高3.8m
位置:34°53′58″N 134°32′20″E (日本測地系)
34.90266245 134.53616444(世界測地系)
二段築成の墳丘、背後の尾根上に古墳群が密集

羨道

穿窿式玄室、古墳群の中でこの形式はここのみ

左片袖式

狭い天井、右側が奥壁

3号
墳丘、後に2,4号

4号
墳丘

玄室、このように奥壁下部に鏡石を据えているのが大半

奥から外、右片袖

5号
墳丘

開口部、内部は埋没

6号
墳丘、左後に7号

玄室、割と背が高い

奥から外、左片袖

7号
墳丘

玄室

奥から外、無袖

8号
盗掘で上部に石室露出

9号
墳丘

10号
殆ど削平された墳丘

12号
南側の小川に面している

13号
盗掘で火口のようになっている

14号
墳丘、石室露出

15号
手前、すっかり削平、奥に16,17号

16号
大きく盗掘され石室破壊

17号
墳丘、石室正面

墳丘背後から、背の高い様子がよくわかる

玄室

奥から外、右片袖

18号
小さな墳丘

19号
墳丘、全面が削平

玄室

奥から外、無袖

20号
墳丘

玄室、側壁は殆ど垂直に立っている

奥から外、無袖

21号
一番奥にある

22号
墳丘

玄室

奥から外、無袖、羨道まで良好に残っている

31号
墳丘、左手の尾根先端を整形して構築、背後の母里に1-22号がある

玄室、石材の積み方が荒くなっている感じ

(見学記)
ここも同じ県道に案内表示が出ています。麓に墓地がありそこからすぐ上った神社(と言っても小さな祠だが)の脇に1号の姥塚古墳があります。2段築成の大きな墳丘が残っていて石室が開口、羨道は少し破壊されているが玄室は完存、ドーム状の左片袖式玄室で見上げるほどの大きさ、狭い天井部は3枚の石で構成されています。全体に石は小型、下の方は平石を積んでいますが上の方は角張った石が使われています。この背後の尾根筋に古墳が密集、古墳群であることはわかっていたがいやこれほどあるとはね。説明板に分布図と石室の有無が表示され、密集しているのでそれほど動き回ることがなかったのが幸いでした。石室が見られるのは4,6,7,17,19,20、22号です。ただドーム状の石室は1号のみで他は普通の石室でした。手前は杉林だが奥の方は広葉樹の疎林で背の高い墳丘が残っていることもあって私好み。昨年から始めた古墳壁紙を意識して写真を撮るようになってしまった。小川を挟んで南側の尾根にも古墳があるが見やすいのは31号のみでした。この南方にも馬立南古墳群があるそうだがさすがに食傷気味で探す気にはなれなかった。1号姥塚が県史跡。
尾根上に密集、横穴式石室墳32基
分布図

1号(姥塚古墳)
円墳、R18.5,H6、6C後半
横穴式石室、玄室長3,幅3.6,高3.8m
位置:34°53′58″N 134°32′20″E (日本測地系)
34.90266245 134.53616444(世界測地系)
二段築成の墳丘、背後の尾根上に古墳群が密集

羨道

穿窿式玄室、古墳群の中でこの形式はここのみ

左片袖式

狭い天井、右側が奥壁

3号
墳丘、後に2,4号

4号
墳丘

玄室、このように奥壁下部に鏡石を据えているのが大半

奥から外、右片袖

5号
墳丘

開口部、内部は埋没

6号
墳丘、左後に7号

玄室、割と背が高い

奥から外、左片袖

7号
墳丘

玄室

奥から外、無袖

8号
盗掘で上部に石室露出

9号
墳丘

10号
殆ど削平された墳丘

12号
南側の小川に面している

13号
盗掘で火口のようになっている

14号
墳丘、石室露出

15号
手前、すっかり削平、奥に16,17号

16号
大きく盗掘され石室破壊

17号
墳丘、石室正面

墳丘背後から、背の高い様子がよくわかる

玄室

奥から外、右片袖

18号
小さな墳丘

19号
墳丘、全面が削平

玄室

奥から外、無袖

20号
墳丘

玄室、側壁は殆ど垂直に立っている

奥から外、無袖

21号
一番奥にある

22号
墳丘

玄室

奥から外、無袖、羨道まで良好に残っている

31号
墳丘、左手の尾根先端を整形して構築、背後の母里に1-22号がある

玄室、石材の積み方が荒くなっている感じ

(見学記)
ここも同じ県道に案内表示が出ています。麓に墓地がありそこからすぐ上った神社(と言っても小さな祠だが)の脇に1号の姥塚古墳があります。2段築成の大きな墳丘が残っていて石室が開口、羨道は少し破壊されているが玄室は完存、ドーム状の左片袖式玄室で見上げるほどの大きさ、狭い天井部は3枚の石で構成されています。全体に石は小型、下の方は平石を積んでいますが上の方は角張った石が使われています。この背後の尾根筋に古墳が密集、古墳群であることはわかっていたがいやこれほどあるとはね。説明板に分布図と石室の有無が表示され、密集しているのでそれほど動き回ることがなかったのが幸いでした。石室が見られるのは4,6,7,17,19,20、22号です。ただドーム状の石室は1号のみで他は普通の石室でした。手前は杉林だが奥の方は広葉樹の疎林で背の高い墳丘が残っていることもあって私好み。昨年から始めた古墳壁紙を意識して写真を撮るようになってしまった。小川を挟んで南側の尾根にも古墳があるが見やすいのは31号のみでした。この南方にも馬立南古墳群があるそうだがさすがに食傷気味で探す気にはなれなかった。1号姥塚が県史跡。