綿貫古墳群
群馬県高崎市 1990年1月訪問、2000年再訪
前方後円墳3残存
普賢寺裏古墳
前方後円墳、TL61,R36,RH6,FW23,FH3
位置:36°18′08″N 139°04′53″E
右手が前方部、寺北側に墳丘が良好に残っているが何故か案内書などには載っていないことが多い

後円部正面

不動山古墳
前方後円墳、TL94,R54,FW56,RH10,FH9、5C後半
位置:36°18′03″N 139°04′55″E
右手が前方部、殆ど削平されている

後円部南側、航空写真で見ると周溝や平面形がよく残っている

墳頂にある舟形石棺の身、蓋は壊失、覆い屋をかけて保存されている

小口部の巨大な縄掛け突起

綿貫観音山古墳
前方後円墳、TL97,R61,RH9,FW64,FH9、6C末
石室全長12.5m、玄室長8.2,幅3.5m
位置:36°18′15″N 139°04′50″E
復元された墳丘、公園として公開

墳丘西側側面、後円部中段に石室開口

前方部斜め後方から

前方部から後円部

石室正面

石室内部

玄室、互目積みの壁面が美しい、入室要予約、未盗掘の石室で豊富な副葬品が出土、近くの歴史博物館に展示、石室の実物大断面模型もある

(見学記)
県立歴史博物館の1km北方に3基の前方後円墳が並んでいます。これ以外にも前方後円墳の岩鼻二子山古墳や10数基の円墳がありましたが全て消滅。
綿貫観音山古墳
一番北側にある全長97m、後円部径61m、前方部幅64m、後円部高9mの前方後円墳です。2段築成の墳丘や周溝外堤などが整備復元されています。後円部中断に切石積み両袖式の石室が開口(入室不可)、全長12.5mの両袖式で側壁は榛名山二つ岳産出の石材を使った人頭大の切石互目積み、天井石には牛伏砂岩が使用されています。未盗掘だったそうで豊富な副葬品が出土しました。遺物は歴史博物館に展示、石室の実物大断面模型もあります。実物を入り口から眺めてもそんなに大きく感じられないが模型を見ると結構大きい。平野部にあって非常に目立つ墳丘で遠くに榛名山など上州の山並みが見え、冬晴れの早朝に行くと青空を背景に朝日に輝く墳丘がとてもきれいです。国史跡。
普賢寺裏古墳
文字通り寺の本堂裏にある全長70mの前方後円墳です。墳丘が良好に残っているにもかかわらず何故か案内書などに載っていない。歴史博物館ロビーに幾つもの史跡見学コースのパンフがあるがこれにも無視されている。
不動山古墳
一番南側にある全長94m後円部径54m前方部幅56m後円部高10mの前方後円墳です。R354脇にありますが遺存状況はあまりよくなく前方部は殆ど削平されているようだ。航空写真で見ると周溝が巡っているのが分かる。後円部頂にお堂がありその裏に全長3.45mの舟形石棺の身が残存、両側に大きな縄掛け突起がついています。かっては雨ざらしの状態でしたが現在は覆い屋がかけられて保護されています。市史跡。
前方後円墳3残存
普賢寺裏古墳
前方後円墳、TL61,R36,RH6,FW23,FH3
位置:36°18′08″N 139°04′53″E
右手が前方部、寺北側に墳丘が良好に残っているが何故か案内書などには載っていないことが多い

後円部正面

不動山古墳
前方後円墳、TL94,R54,FW56,RH10,FH9、5C後半
位置:36°18′03″N 139°04′55″E
右手が前方部、殆ど削平されている

後円部南側、航空写真で見ると周溝や平面形がよく残っている

墳頂にある舟形石棺の身、蓋は壊失、覆い屋をかけて保存されている

小口部の巨大な縄掛け突起

綿貫観音山古墳
前方後円墳、TL97,R61,RH9,FW64,FH9、6C末
石室全長12.5m、玄室長8.2,幅3.5m
位置:36°18′15″N 139°04′50″E
復元された墳丘、公園として公開

墳丘西側側面、後円部中段に石室開口

前方部斜め後方から

前方部から後円部

石室正面

石室内部

玄室、互目積みの壁面が美しい、入室要予約、未盗掘の石室で豊富な副葬品が出土、近くの歴史博物館に展示、石室の実物大断面模型もある

(見学記)
県立歴史博物館の1km北方に3基の前方後円墳が並んでいます。これ以外にも前方後円墳の岩鼻二子山古墳や10数基の円墳がありましたが全て消滅。
綿貫観音山古墳
一番北側にある全長97m、後円部径61m、前方部幅64m、後円部高9mの前方後円墳です。2段築成の墳丘や周溝外堤などが整備復元されています。後円部中断に切石積み両袖式の石室が開口(入室不可)、全長12.5mの両袖式で側壁は榛名山二つ岳産出の石材を使った人頭大の切石互目積み、天井石には牛伏砂岩が使用されています。未盗掘だったそうで豊富な副葬品が出土しました。遺物は歴史博物館に展示、石室の実物大断面模型もあります。実物を入り口から眺めてもそんなに大きく感じられないが模型を見ると結構大きい。平野部にあって非常に目立つ墳丘で遠くに榛名山など上州の山並みが見え、冬晴れの早朝に行くと青空を背景に朝日に輝く墳丘がとてもきれいです。国史跡。
普賢寺裏古墳
文字通り寺の本堂裏にある全長70mの前方後円墳です。墳丘が良好に残っているにもかかわらず何故か案内書などに載っていない。歴史博物館ロビーに幾つもの史跡見学コースのパンフがあるがこれにも無視されている。
不動山古墳
一番南側にある全長94m後円部径54m前方部幅56m後円部高10mの前方後円墳です。R354脇にありますが遺存状況はあまりよくなく前方部は殆ど削平されているようだ。航空写真で見ると周溝が巡っているのが分かる。後円部頂にお堂がありその裏に全長3.45mの舟形石棺の身が残存、両側に大きな縄掛け突起がついています。かっては雨ざらしの状態でしたが現在は覆い屋がかけられて保護されています。市史跡。