佐都ヶ窟古墳

茨城県つくば市 1999年1月訪問

方墳、20×16m
複室・T字型石室、全長7.6m,玄室長2.1,幅5.4m
位置:36°10′57″N 140°06′32″E

石室正面


前室玄門、コの字型の板石を組み合わせている


玄室玄門


玄室右側、床面に仕切り石、天井石が抜かれている


玄室左側


前室(奥から)


(見学記)

土塔山古墳の東側山塊の南側斜面にある方墳です。頂上一帯がゴルフ場でそこに至る道の途中に白い説明板がありその背後の急斜面に立地。南向きに石室が開口、複室構造のT字型石室で全長7.65m前室や玄室の壁や天井は2m前後の巨大な板石で構成されています。羨道と前室の境は逆L字型の2枚の板石を組み合わせ、ちょっと見には刳抜式の玄門みたい、手前に倒れているのは閉塞石でしょうか。前室は長2.5m幅2.1m、玄室は長2.15m幅5.45mの規模、玄門は玄室の壁石をせり出させて構成しています。玄室右側床面には仕切石があります。天井は2枚の板石からなっていますがその内の1枚は墳頂からの盗掘で持ち去られています(あんな大きな物、どうやって持っていったんだ)。もう1枚もひびが入っていて補強の石材が入れられています。最初見たとき変な仕切があるなと思ってしまった。市史跡。
他にも3基の石室墳があって平沢古墳群を形成していますが1基それらしき物を見つけた程度。また麓の山口地区にも横穴石室を主体とする古墳群があるそうで、ちょっと探してみたがやはり地名だけでは分からない。

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