野田2号(野田桐谷2号)

兵庫県赤穂市 2000年4月訪問、2018年3月再訪

墳形不明
横穴式石室、全長7.8m,玄室長3.12,幅1.77,高2.5m
位置:34°50′44″N 134°22′40″E (日本測地系)
    34.84877713 134.37507125(世界測地系)

(2018年)
18年ぶりに訪問してみたら藪が刈られ見やすくなっていた、説明板も新たに設置


古墳正面、羨道前部天井壊失


羨道前部に板石の仕切り石が残る


羨道後部はよく残る、割石積みでやや持ち送り


玄室玄門、扉石が手前に倒れている、高さも幅も開口部にピッタリではなさそう


玄室奥壁は巨石2段積み、それ程奥行きはない


〃縦位置


天井石は3枚


奥壁前に板石、敷石か


奥から外、板状の袖石を立てた両袖式


〃縦位置


羨道奥から、下に見ているのが扉石


天井石が露出、奥に千種川が見えている


(2000年)
石室開口部、墳丘ははっきりしない、板石を使った閉塞石下部が残る


板石を使った玄門、手前に閉塞石が倒れている


玄室奥壁


玄室奥から外、両袖式、墳丘流失のため根っこが進入している


玄門から外


(見学記)
(2018年)
赤穂市有年楢原、序だったので18年ぶりに訪問してみました。古墳自体の説明は省略、狭い薄暗い場所にあるといったイメージしか残っていなかったのですが今回来てみると墓地の奥の杉林の中、下草も刈られたりして割と明るいイメージになっていました。国道373号から千種川にかかる細い橋を渡って行くと集落手前に右矢印の案内板があります。そのまま道なりに集落北側をぐるっと廻って西側の高い場所に行くと墓地入口に次の案内表示があります。石垣上の高い場所にあるけどその手前が上り坂で視線が上の方に行っているので見逃すことはないでしょう。でも道が狭そうなので私は最初の案内板先辺りで車を停めましたけどね。
新しく説明板が立っていてそれは野田2号となっていました。野田は地名っぽいですが桐谷は何処から来たんでしょうね、そして何処へ行った。ひょっとして所有者の名前かなと思い近くの家の表札を見てみましたが見当たりませんでした。検索しても”野田2号”の方が多いようでこちらに名前を変更しておきます。

(2000年)
有年原・田中遺跡辺りから国道373号を約3km北上して橋を渡ると丘陵麓にある集落入り口に案内板があります。しかし例によってその後のフォローがない、集落山側にある墓地の一角にあります。墳丘ははっきりしませんが南側に石室が開口しています。石室の前に立つとまず目に付くのが板石を使った閉塞石、下半分が残存しています。石室入り口でなく羨道途中に立てられているようだ。羨道に入ると玄門も板石を使った袖石と櫃石が目に付きます。ここにも閉塞石があり羨道側に倒れかかっています。玄室は両袖式、奥壁は巨石で上下2段積み、側壁はそれ程大きくない。床面には平石が敷き詰められ羨道より一段高くなっています。石室全長7.8m、玄室長3.12、幅1.77、高2.5m。別名祇園塚古墳。県史跡。

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