龍ノ口山古墳群

岡山県岡山市中区 1994年4月訪問

1号
円墳、R16,H7.5
横穴式石室、玄室長4.5,幅2m
位置:34°42′20″N 133°58′06″E (日本測地系)
    34.70878202 133.96566884(世界測地系)
北側麓に立地、側に2号墳がある、斜面をカットして墳丘を造った様子がよくわかる


石室正面、羨道は埋没


玄室


わずかな両袖式か


龍ノ口八幡神社古墳
位置:34°42′25″N 133°58′28″E (日本測地系)
    34.71017093 133.97177933(世界測地系)
石室入り口、神社社殿前の参道下に埋まる、石室前は急な崖


石室内部、屈んでやっと入れるくらいの大きさ、中に賽銭が投げ入れられている


(見学記)
操山の平野を挟んだ北方,龍の口山にも後期の横穴式石室を主体とした群集墳が分布しています。こちらも幾つかの支群に分かれていますが操山と違ってそれぞれ狭い範囲に集中しているのが特徴です。なお同じ山系に三角縁神獣鏡で有名な湯迫車塚古墳がありますが未だ巡り会えず。
まず東南側の東ヶ丘団地から登っていくと二つの溜池を過ぎたすぐ上側の林の中に5基の横穴石室墳からなる支群があります。はっきりとした石室が二つ見えています。さらに登っていくと山腹の池(非常に分かりにくい)の側にも支群があるはずですがはっきりとした墳丘は判りませんでした。さらに龍の口山を目指していくと山頂南側斜面に2~30基からなる支群があります。ここからは南側の平野が一望できて絶好の場所ですね。古墳は殆ど墳丘が流れ去り僅かな高まりや石室の残骸があってかろうじて古墳と判る程度で,石室構造が残っているのはごく僅かでそれも入るのが困難なほど小型のものです。その中で斜面の一番下に墳丘石室とも完全に残っているのがあります。 これが盟主墳でしょうか,丁寧に作れば長持ちするという現代にも通じる教訓でした。山頂から北に下って行くと龍の口八幡神社がありこの建物そばの急斜面にまるで横穴古墳のような穴が開いています。それでも石室は石で組まれていますから墳丘が埋まったものなのでしょうね(上が参道になっている)。無袖式の石室で中に賽銭の小銭が散らばっていました。さらに西に降りていくと麓に公園がありその一角に1号墳があります。 径16mの円墳で斜面を削って作った様子もよく残っています。羨道は埋まっていますが玄室が開口していて長4.5m片袖式の玄室です。すぐそばに2号墳がありますがこれは僅かに高まりがある程度です。
ここまで下ったところでレンズキャップをなくしたことに気づき探しながら又再登山、山頂付近で見つけましたが疲れたーー。
(追記)ため池奥の古墳群は四御神谷口古墳群、山頂のは竜ノ口山頂古墳群と判明

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