雲上山古墳群
岡山県総社市 2009年4月訪問、18年1月19年1月再訪
(2018、19年)
(見学順)
37号(瓢箪塚古墳)
横穴式石室、玄室長5,幅2.2,高2.2m
位置:34°40′43″N 133°48′03″E (日本測地系)
34.68183665 133.79818214(世界測地系)
10年ぶりの37号

石室正面、あまり下がれません

相変わらずゴミだらけ、掃除する人もいないだろうし

玄室のゴミは羨道程ではない

巨石を使った玄室、床面は敷石かそれともゴミ?

巨石鏡石+大型平石の奥壁

奥から外、右片袖式、ゴミがあっても素晴らしい石室、ゴミがなければもっと

7号
丘陵頂部の平坦面端に立地、石室後部が残る

最後部の天井石1枚残存

奥壁や側壁石材は小型

これは玄門でしょうか、中間部が壊失している

1号
位置:34°40′46″N 133°48′11″E (日本測地系)
34.68266993 133.80040421(世界測地系)
7号と同じく丘陵頂部平坦面端に立地、こちらは墳丘が良好に残る

南側に開口

開口部、入るのは特に問題なし

開口部から覗いた内部

山頂にしては大きな石材の玄室、みな下から運び上げたんだろうな

奥から外、両袖式、山頂とは思えない規模

3号
位置:34°40′45″N 133°48′13″E (日本測地系)
34.68239218 133.8009598(世界測地系)
1号から南東方向に斜面を降りていくと遭遇、この辺りに5基密集、墳丘がハッキリ残るのはこれだけ

開口部正面、良さげな雰囲気

内部は埋没気味、匍匐前進で入れる

小さいけど奥壁は一応1枚かな

奥から外、右片袖式かな

奥上部にも開口、入ることはないけど

4号
石室正面から、細長い石室

前部の天井石は壊失

狭い開口部、石室後部辺り

中を覗くとすぐ奥壁、2段か3段か

傍にあった石材、取り外された天井石でしょうか

5号
傾いた天井石が露出

その背後に開口部

内部はかなり埋まっています

奥壁は一応1枚っぽい

奥から見ると入口天井の傾き具合がよく分かる

6号
開口部正面

石室後部はよく残る、入る程ではない

奥壁は6角形のような形をしている

仮1
この辺りは4基のはずですがもう1基ありました、気がついたのは帰ってからですが

内部は埋まっているように見えます

入口辺りは埋まっているが奥はそれ程でもない

ここも小さいながら奥壁は1枚石

ストロボ無しで撮ると右上に穴、入れないですけどね

仮2
位置:34°40′47″N 133°48′16″E (日本測地系)
34.68294769 133.80179305(世界測地系)
前年の仮1を確認すべく北側住宅街から入ってみました、林に入ってすぐに露出した石室

背後から、どう見ても手前が奥壁

奥壁横らか、内部は殆ど埋没

2号
位置:34°40′40″N 133°48′16″E (日本測地系)
34.68100343 133.80179331(世界測地系)
岡山市との境界近くに良好な墳丘、周囲に古墳はなく単独で存在

墳丘前部で天井石露出

石室正面、入口辺りは崩壊気味

開口部、幅が広く入るのは容易

石室内部は土砂が流入

ここも奥壁は1枚石、さすがに巨石

奥から外、両袖かな

5号(岡山市)
位置:34°40′40″N 133°48′19″E (日本測地系)
34.68100344 133.80262663(世界測地系)
丘陵東側麓近くに立地、ここは岡山市、肉眼で見ると背が高く見えるが写真だとそれ程感じない

墳丘背後から

下からカメラを上げて撮影、中腹辺りになんとか石室入口が見えている

開口部正面、石材を割りかけた跡がある

開口部から内部撮影、前部は土砂が流入

玄室後部、まだ下部は埋まっている

奥壁は巨石鏡石+平石、鏡石が右に偏っているので詰石も工夫しているようだ

奥から外、左片袖式か、袖石は柱状と言うより自然石をそのまま使っているような

8号
位置:34°40′54″N 133°48′13″E (日本測地系)
34.68489195 133.80095946(世界測地系)
丘陵北側麓辺りに立地、天井石露出

3枚の巨石天井石、中央のだけ何故か立てているような

斜め前から、手前の小さいのは羨道天井かな

内部は多少空間が残るがこれでは何も分からず

(2009年)
37号
露出した天井石、かなり傾斜している感じ

石室正面、天井石が随分丸みを帯びている

羨道はゴミだらけ

玄室もゴミだらけ、石室自体は状態がよさそう

(見学記)
(2018年)
麓にある37号を見た後、山頂や山腹にある他のを訪問するつもりだったがすっかり忘れていた。あれから9年も経っているのか(汗)。それはともかく今回は古墳友と二人で訪問。まずは37号、相変わらずゴミだらけ、と言うか全く変わりなし。前回は玄室に入ってなかったので当然突入、天井石の隙間から入れます。石室自体は素晴らしいのにほんとゴミがね。ここから山頂まで道はないけど藪漕ぎして直行、頂上まで100m程度だけど見通しのきかない藪の中ではどれくらい進んだかさっぱり分からず。それでも何とか頂上平坦部にたどり着いたがここも見通しがきかない、2基あるはずなんだがな。ここで役に立ったのが同行者のスマホ、現在位置と分布図を照らし合わせてまず7号発見、これはかなり破壊された石室、その南側に1号、平坦部端っこ辺りに立地、山頂とは思えないような格好いい墳丘、南に開口する石室も良好に残っています。斜面なら上から石材を下ろせばいいけど1号なら上げてくるしかないよね。そこまで苦労して造るんだからさぞかし下から見たら目立っただろうな。この東側斜面に4基集中、のはずが3基しか見つからない。ここで時間切れ、また藪漕ぎして37号辺りに戻ってきました。見通しがきかなくても上りは頂部を目指せばいいけど下りは目標がないのでちと怖い。まだ他に石室があるからまた来なくては。
(2019年)
昨年の訪問が中途半端に終わったしどうも「古墳奮闘」に載っていない石室があったようなので再訪してみました。今回は北側の吉備路ヶ丘団地から突入してみました。団地南西隅防火水槽辺りから林の中に入っていきます。谷筋を登って行くとすぐ小型石室に出会いました。これは「古墳奮闘」に載ってないけど石室ですよね(更にこの近くで別の石室が見つかったようだ)。更に登っていくと昨年遭遇した3-6辺りに行き着きます。ここは4基集中のはずだが去年は分布図の状況と違っていたので混乱、今年はしっかり確かめてきました。やはりここに5基あります。一番上辺り、低い墳丘のが「古墳奮闘」に載っていない古墳のようです。石室がありますが土砂が流入して奥まで入れないが奥壁は見えています。ここから南東に進み尾根ピークを超えて南側斜面を下っていくと2号があります。墳丘石室とも良好、前部がやや壊れていますが間口が広く入るのは容易です。ここから東に進み斜面を下っていくと5号がありますがここはもう岡山市です。これも墳丘石室とも良好、入口は狭いが入るのは難しくありません。ここから東に行くとすぐ農地があり本隆寺に出られます。この2基はお寺から行った方が楽かもしれない。林の中で藪もないから歩くのも楽だった。北側麓近くに8号があります。麓を通る水路沿いの道路から急角度で斜めに入る脇道に入り擁壁内側を通っていくとたどり着けます。丘からやや突き出た場所に立地していますが墳丘派流失、天井石4枚露出、内部空間は多少残っていますが笹が生えていて殆ど何も分かりません。2,3時間は掛かりそうだったので庚申山中腹にある駐車スペースに車を止めて歩き回りました。
(2009年)
総社市赤浜、テクノパーク北側の丘陵に分布する古墳群ですが今回訪れたのは37号のみ。コアテックという会社の北側雑木林の中にあり石室天井石が露出しています。羨道入り口はゴミで埋まってる。でも天井石の上面が丸みを帯びているのが特徴的。いてわざわざこれを使ったのかな、土を被せれば見えなくなるのにね。玄門辺りの天井石隙間からカメラを突っ込んで撮影したけどこちらもゴミが多少入っているが玄室自体は良好のようだ。でもなんで入らなかったんだろ。他の古墳群とも併せて再訪しなくちゃ。テクノパーク内にある折敷山側の駐車場が利用可。
(2018、19年)
(見学順)
37号(瓢箪塚古墳)
横穴式石室、玄室長5,幅2.2,高2.2m
位置:34°40′43″N 133°48′03″E (日本測地系)
34.68183665 133.79818214(世界測地系)
10年ぶりの37号

石室正面、あまり下がれません

相変わらずゴミだらけ、掃除する人もいないだろうし

玄室のゴミは羨道程ではない

巨石を使った玄室、床面は敷石かそれともゴミ?

巨石鏡石+大型平石の奥壁

奥から外、右片袖式、ゴミがあっても素晴らしい石室、ゴミがなければもっと

7号
丘陵頂部の平坦面端に立地、石室後部が残る

最後部の天井石1枚残存

奥壁や側壁石材は小型

これは玄門でしょうか、中間部が壊失している

1号
位置:34°40′46″N 133°48′11″E (日本測地系)
34.68266993 133.80040421(世界測地系)
7号と同じく丘陵頂部平坦面端に立地、こちらは墳丘が良好に残る

南側に開口

開口部、入るのは特に問題なし

開口部から覗いた内部

山頂にしては大きな石材の玄室、みな下から運び上げたんだろうな

奥から外、両袖式、山頂とは思えない規模

3号
位置:34°40′45″N 133°48′13″E (日本測地系)
34.68239218 133.8009598(世界測地系)
1号から南東方向に斜面を降りていくと遭遇、この辺りに5基密集、墳丘がハッキリ残るのはこれだけ

開口部正面、良さげな雰囲気

内部は埋没気味、匍匐前進で入れる

小さいけど奥壁は一応1枚かな

奥から外、右片袖式かな

奥上部にも開口、入ることはないけど

4号
石室正面から、細長い石室

前部の天井石は壊失

狭い開口部、石室後部辺り

中を覗くとすぐ奥壁、2段か3段か

傍にあった石材、取り外された天井石でしょうか

5号
傾いた天井石が露出

その背後に開口部

内部はかなり埋まっています

奥壁は一応1枚っぽい

奥から見ると入口天井の傾き具合がよく分かる

6号
開口部正面

石室後部はよく残る、入る程ではない

奥壁は6角形のような形をしている

仮1
この辺りは4基のはずですがもう1基ありました、気がついたのは帰ってからですが

内部は埋まっているように見えます

入口辺りは埋まっているが奥はそれ程でもない

ここも小さいながら奥壁は1枚石

ストロボ無しで撮ると右上に穴、入れないですけどね

仮2
位置:34°40′47″N 133°48′16″E (日本測地系)
34.68294769 133.80179305(世界測地系)
前年の仮1を確認すべく北側住宅街から入ってみました、林に入ってすぐに露出した石室

背後から、どう見ても手前が奥壁

奥壁横らか、内部は殆ど埋没

2号
位置:34°40′40″N 133°48′16″E (日本測地系)
34.68100343 133.80179331(世界測地系)
岡山市との境界近くに良好な墳丘、周囲に古墳はなく単独で存在

墳丘前部で天井石露出

石室正面、入口辺りは崩壊気味

開口部、幅が広く入るのは容易

石室内部は土砂が流入

ここも奥壁は1枚石、さすがに巨石

奥から外、両袖かな

5号(岡山市)
位置:34°40′40″N 133°48′19″E (日本測地系)
34.68100344 133.80262663(世界測地系)
丘陵東側麓近くに立地、ここは岡山市、肉眼で見ると背が高く見えるが写真だとそれ程感じない

墳丘背後から

下からカメラを上げて撮影、中腹辺りになんとか石室入口が見えている

開口部正面、石材を割りかけた跡がある

開口部から内部撮影、前部は土砂が流入

玄室後部、まだ下部は埋まっている

奥壁は巨石鏡石+平石、鏡石が右に偏っているので詰石も工夫しているようだ

奥から外、左片袖式か、袖石は柱状と言うより自然石をそのまま使っているような

8号
位置:34°40′54″N 133°48′13″E (日本測地系)
34.68489195 133.80095946(世界測地系)
丘陵北側麓辺りに立地、天井石露出

3枚の巨石天井石、中央のだけ何故か立てているような

斜め前から、手前の小さいのは羨道天井かな

内部は多少空間が残るがこれでは何も分からず

(2009年)
37号
露出した天井石、かなり傾斜している感じ

石室正面、天井石が随分丸みを帯びている

羨道はゴミだらけ

玄室もゴミだらけ、石室自体は状態がよさそう

(見学記)
(2018年)
麓にある37号を見た後、山頂や山腹にある他のを訪問するつもりだったがすっかり忘れていた。あれから9年も経っているのか(汗)。それはともかく今回は古墳友と二人で訪問。まずは37号、相変わらずゴミだらけ、と言うか全く変わりなし。前回は玄室に入ってなかったので当然突入、天井石の隙間から入れます。石室自体は素晴らしいのにほんとゴミがね。ここから山頂まで道はないけど藪漕ぎして直行、頂上まで100m程度だけど見通しのきかない藪の中ではどれくらい進んだかさっぱり分からず。それでも何とか頂上平坦部にたどり着いたがここも見通しがきかない、2基あるはずなんだがな。ここで役に立ったのが同行者のスマホ、現在位置と分布図を照らし合わせてまず7号発見、これはかなり破壊された石室、その南側に1号、平坦部端っこ辺りに立地、山頂とは思えないような格好いい墳丘、南に開口する石室も良好に残っています。斜面なら上から石材を下ろせばいいけど1号なら上げてくるしかないよね。そこまで苦労して造るんだからさぞかし下から見たら目立っただろうな。この東側斜面に4基集中、のはずが3基しか見つからない。ここで時間切れ、また藪漕ぎして37号辺りに戻ってきました。見通しがきかなくても上りは頂部を目指せばいいけど下りは目標がないのでちと怖い。まだ他に石室があるからまた来なくては。
(2019年)
昨年の訪問が中途半端に終わったしどうも「古墳奮闘」に載っていない石室があったようなので再訪してみました。今回は北側の吉備路ヶ丘団地から突入してみました。団地南西隅防火水槽辺りから林の中に入っていきます。谷筋を登って行くとすぐ小型石室に出会いました。これは「古墳奮闘」に載ってないけど石室ですよね(更にこの近くで別の石室が見つかったようだ)。更に登っていくと昨年遭遇した3-6辺りに行き着きます。ここは4基集中のはずだが去年は分布図の状況と違っていたので混乱、今年はしっかり確かめてきました。やはりここに5基あります。一番上辺り、低い墳丘のが「古墳奮闘」に載っていない古墳のようです。石室がありますが土砂が流入して奥まで入れないが奥壁は見えています。ここから南東に進み尾根ピークを超えて南側斜面を下っていくと2号があります。墳丘石室とも良好、前部がやや壊れていますが間口が広く入るのは容易です。ここから東に進み斜面を下っていくと5号がありますがここはもう岡山市です。これも墳丘石室とも良好、入口は狭いが入るのは難しくありません。ここから東に行くとすぐ農地があり本隆寺に出られます。この2基はお寺から行った方が楽かもしれない。林の中で藪もないから歩くのも楽だった。北側麓近くに8号があります。麓を通る水路沿いの道路から急角度で斜めに入る脇道に入り擁壁内側を通っていくとたどり着けます。丘からやや突き出た場所に立地していますが墳丘派流失、天井石4枚露出、内部空間は多少残っていますが笹が生えていて殆ど何も分かりません。2,3時間は掛かりそうだったので庚申山中腹にある駐車スペースに車を止めて歩き回りました。
(2009年)
総社市赤浜、テクノパーク北側の丘陵に分布する古墳群ですが今回訪れたのは37号のみ。コアテックという会社の北側雑木林の中にあり石室天井石が露出しています。羨道入り口はゴミで埋まってる。でも天井石の上面が丸みを帯びているのが特徴的。いてわざわざこれを使ったのかな、土を被せれば見えなくなるのにね。玄門辺りの天井石隙間からカメラを突っ込んで撮影したけどこちらもゴミが多少入っているが玄室自体は良好のようだ。でもなんで入らなかったんだろ。他の古墳群とも併せて再訪しなくちゃ。テクノパーク内にある折敷山側の駐車場が利用可。