馬場古墳群

福岡県広川町 2015年3月訪問

6基あるらしい、石室完存3基

2号
複室横穴式石室
位置:33°14′30″N 130°35′23″E (日本測地系)
   33.24499494 130.58738511(世界測地系)
丘陵裾に立地


横から見ると墳丘良好


石室正面、羨道壊失でこれは前室入り口


前室、入り口が上部に向かって狭くなる、袖石や左右の側壁石積みが対称を意識しているような


前室も背が高い、袖石上部の石材は側壁に食い込んでいる


前室天井、明るいのでストロボ無しで撮影


巨石1枚石の奥壁を持つ玄室、左右側壁平石をやや持ち送りしている


〃縦位置、背の高いドーム状


四角い天井、右が奥壁


奥から外、左右の袖石はほぼ同型


奥から左方向


奥から右方向


床面にある謎の石材


前室奥から、縦位置


3号
複室横穴式石室
位置:33°14′29″N 130°35′20″E (日本測地系)
   33.24471717 130.58655185(世界測地系)
2号西側丘陵裾に立地、前が畑で石室正面が撮れません


墳丘は良好に残る


3基の中では唯一羨道が残っている


玄門は2号と同様の構造、ただ入り口幅は広い


巨石1枚石の奥壁、上部が一見石棚のように突き出ている


すぐ上は天井で他と違い高くない


縦位置


奥から外、奥行きがあまりないので左右が撮れません


奥から左方向、巨石を据え巨石平石を重ねる


〃右方向、こちらも同様の構造


前室奥から


4号
複室横穴式石室
位置:33°14′29″N 130°35′13″E
2,3号と違い丘陵中腹に立地、墳丘が道路で削られるが石室は無事


羨道壊失、左側に僅かに側壁が残る


石室正面、ここも入り口が狭い、袖石上部の石が側壁に食い込む様子が分かる


後室玄門、左右の袖石は1本で上部の石が無い


ここもほぼ巨石1枚石の奥壁


〃縦位置、背の高いドーム状


やや楕円形の天井


奥から外、入り口から見ると左袖石が大きいがこちらか見ると逆に反対側のほうが大きく見える


奥から左方向、基部は巨石だが2枚


〃右方向、こちらは基部1枚


前室奥から


見学記
水原、6基あるようですが良好なのは3基のみ。県道84号を東に行き願勝寺から150m程で公民館案内板があるので狭い道を曲がるとすぐ公民館があります。その後ろの山裾にあるのが2号、丸い墳丘が残り南向きに開口、複室で羨道は壊失していますが前室後室完存、前室も巨石を積み上はやや持ち送り背が高く天井狭くドーム状です。後室玄門は立柱石袖石を立てた両袖式、やや斜めに立てているので上部が狭くなっている。後室奥壁は巨石1枚石、側壁は大型平石を積み上部は持ち送りされ背が高く天井は縦長で狭い。床面に加工された板石がありますがこれは何でしょう、石屋形のようなのがあったのかな。西側30mの所にあるのが3号、2号と同様の立地で墳丘良好南側に開口、複室で羨道は多少残り前室後室完存、巨石が使われ硬い石のせいか岩肌が荒々しい。奥壁は巨石1枚石、その上の石を少し突き出し天井石を支えています。背はそれ程高くなく天井石は1枚ですが割と広い。願勝寺西側に県道から北に入る道があり一番奥の民家を左に見ながらセメント舗装の道を登って行くと4号があります。道に寄って墳丘が半分くらい削られていますが石室は何とか残っています。複室で羨道はほぼ壊失していますが前室後室完存、前室はあまり幅がない、後室玄門は立柱石袖石を立てているが左右で大分大きさが異なる。後室奥壁はほぼ1枚紙の巨石で上部で僅かに小型石材を持ち送りしている。奥壁表面を平に加工しようとした跡があるが石が堅いせいかそんなに整えられてはいません。側壁は基部に巨石を据え上部は小型石材を持ち送りしています。天井は狭く1枚だが2号と違い楕円上になっています。内部に照明がありますが点きません。他の古墳でも内部照明があるのを時々見かけます。ありがたいのですがまともに点いたためしなし、内部に入れないのならまだしも入れるのは必要ないです。つかない照明は邪魔以外の何物でもない。ここに説明板が立っています。公民館に駐車可。3,4号が町史跡。

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