東十郎古墳群

佐賀県鳥栖市 2017年3月訪問

総数74基
(番号はHP「大和國古墳墓取調室」に従う)

1号
露出した天井石


多分上記反対側から、画面左右方向が石室主軸のようだ


2号
急斜面に立地


石室後部残存、割と背が高い


よく残ったなと思うレベル


乱石積みの奥壁、基部だけやや大型石材


3号
石室正面、羨道上部壊失


羨道は多少埋まる、土砂は新しそう


玄室、右に偏った鏡石


奥から外、両袖式、右の袖石が随分変わっている


こちらの袖石はそれ程側壁に食い込んでいないような


反対側も同様


背後から見た墳丘


4号
上部を失った石室


斜め後方上から


両袖式かな、左側は袖石を立てているだけかな


5号
こちらも上部を失った石室


斜め前上から


奥壁


奥壁と側壁、側壁は小型石材


後方上から


玄門袖石は4号とよく似ている


6号
石室正面、前部破壊


石室後部残存


丸い鏡石を据えた奥壁、これは大和國古墳墓取調室とは違っているようだ


7号
複式横穴式石室、全長凡そ10m、玄室長3,幅2.2,高3m
位置:33°24′02″N 130°30′03″E (日本測地系)
    33.40386917 130.49850184(世界測地系)
山道から杉林越しに墳丘が見えている


尾根先端に築かれた墳丘


急斜面側に向いて開口、羨道上部は失っているのかな、あるいは元々墓道のようなものだったかも


開口部正面


前室玄門、まぐさ石との間に随分隙間がある、何故か前室撮っていないな


楕円形の鏡石を据えた奥壁


〃縦位置、背の高いドーム状


奥壁前には仕切り石がある


狭い玄室天井


奥から外、袖石を立てた両袖式、ここもまぐさ石は袖石の上に直接乗っていない


〃縦位置


前室奥から、側壁はまるで奥壁のような巨石


〃縦位置、ここも背が高い、横幅はあまりない


8号
複式横穴式石室
7号背後50m程、急斜面が尾根になる辺りに立地


石室正面、手前は墓道風かな


開口部正面


羨道後部、一見前室はよく分かりません


横幅の殆ど無い形式的な前室、ここも袖石とまぐさ石の間に大きな隙間


前室右側、こちらは割と引っ込んでいる


正面から、平石を積み重ねている


〃反対側、幅も狭く奥行きもあまりない


こちらも平石を積み重ねている、基部にミニ鏡石っぽいのがあるのがご愛嬌


玄室奥壁、基部は巨石を左右に並べる


〃縦位置、こちらも背の高いドーム状


奥壁前に礫が敷かれている


狭い天井


奥から外、両袖式、袖石が三角形状、間口が割と広い


〃縦位置


奥から左方向、側壁の面が整えられている


〃反対側、こちらはそれ程でもないかな


背後から見た墳丘、後ろは急斜面


見学記
鳥栖市神辺町、県道329号を河内ダム方面に上って行くと急カーブの所に鳥居があります、ここが杓子ヶ峰への登山口。山道を50m程登ると木の枝に赤いテープが撒かれています。左側藪の中に墳丘が見えています、これが3号(番号は全て仮称)、墳丘と小さな石室が残っています。そのすぐ奥にあるのが6号で奥壁辺りしか残っていません。その下方下の方道路脇のやや平坦面にあるのが1号で天井石露出内部埋没、そこから振り返ると3号方向より左手に石室開口部が見えていてこれが2号、とんでもない急斜面に立地しています。下から見ると良好そうに見えましたが奥辺りしか残っていない、ただ幅の割には背の高い石室です。3号の上方斜面にあるのが5号、天井を失ってますが両袖式石室が残っている、玄室は長さ2m幅1mもないごく小型、すぐ側にあるのが5号、こちらも上部を失っていますが規定部は羨道までよく残っていて全長6m程度あります。背後に斜面をカットした跡が残っているが肝心の墳丘は殆ど流失しています。この両者墳丘が残っていたら重なっていただろうなと思う近さです。5号から7号墳丘が見えています。登山道に戻って上って行くと木に黄色いテープが巻かれているのでそこから尾根に登っていきます。尾根先端に築かれた墳丘はよく残っている。尾根先端側に開口、複室石室も良好に残っていてそれまでの6基とは隔絶した規模です。割と背が高くて立ったままでも入れるような大きさ、前室後室玄門袖石は柱状の石が立てられています。後室は楕円形の如何にも鏡石らしい奥壁、ドーム状で背が高く天井は狭い1枚石です。奥壁前に仕切り石があり屍床を作っているようです。後方50mにあるのが8号、こちらは急斜面麓にあり背後をカットした墳丘がよく残っています。こちらの石室も良好、複室石室ですが羨道は天井壊失、ただ入口側が開き気味で元々なかったのかもしれない。前室は幅はあるが長さはあまりなく形式的なものです。後室はドーム状で背が高く狭い天井石は1枚、奥壁ははっきりした鏡石はありません。奥壁前に敷石がある、埋まっているが仕切り石もあって屍床だったようです。ちなみに古墳群全体では73基と大規模なようです。鳥居前に駐車可。
番号はHP「大和國古墳墓取調室」に従いますが6号は石室の様子から異なっているようです。

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