金武古墳群
福岡県福岡市西区 2018年2月訪問
12基、3-5号消滅
(北東側からの方が見学しやすいので番号逆順)
12号
墳丘は割と残る、左下のは転落した天井石か

僅かに石室の一部が露出

11号
横穴式石室、玄室長4.2,幅2.1,高2.6m
位置:33°31′35″N 130°18′42″E (日本測地系)
33.52968427 130.309346(世界測地系)
背の高い墳丘

石室正面

狭い開口部、天井石が割れている

開口部から覗いた石室内部、天井石真っ二つだ

持ち送りのある玄室側壁、奥壁は下部に鏡石らしい半円形の石材、ほかは四角い石

〃縦位置、左上は出過ぎているな

やや狭い天井、石材2枚

奥から外、両袖式だが左右が随分違う

〃縦位置、やはり上部の持ち送りが強い

10号
僅かな高まりに石材散乱

石室の様子もわからない程破壊

9号
複室横穴式石室、全長7m以上、玄室長2.68,幅1.9-2.4,高2.45m
大きな墳丘に天井石らしい石材露出

石室後部天井が破壊されている

天井開口、右の天井石は割った跡が残っている

背が高くて中に入れず、以前はあったという梯子もなくなっていた

両袖式玄門、複室のようだ、こういう時に限って羨道も埋まってない

側壁、袖石は薄そう

反対側側壁

奥壁

墳丘南側、本来はこちらに開口しているはず

8号
横穴式石室、全長5.7m以上、玄室長3.03,幅2.25,高3.05m
これも大きな墳丘が残る、穴は多分動物の巣穴

墳頂部に天井石露出、これは緑泥片岩

ここも天井開口、玄室の背が高く入れず

両袖式、羨道は埋没

〃縦位置、これでは複室かどうか分からない

側壁、石室内部は花崗岩

床面に仕切りのようなものがある

奥壁、アングルがとれず

7号
装飾横穴式石室、全長6m、玄室長2.78,幅2.26,高2.8m
これも大きな墳丘が残る、細長い丘の中軸よりは東寄りに位置する

反対側から

他と違い東向きに開口、土嚢で閉鎖、画面手前は前庭だそうだ

隙間から撮影、玄室は良好のようだ

奥壁に赤い装飾模様がある、上半分は多数の渦巻文だそうです、下半分に手を挙げる人物像があるそうですが奥壁下半分やや右側に赤っぽく見えているのがそれのようですがもう人物ともわからない状態です。

6号
横穴式石室、玄室長2.75,幅1.95,高2.5m
位置:33°31′32″N 130°18′42″E (日本測地系)
33.528851 130.30934603(世界測地系)
南端に一番大きな墳丘、向こう側は土取りで崖になっている

天井開口部、ここからは入れません

崖面に開口、ここが羨道入口辺り

開口部正面、入るのは問題ないが崖に注意

背の高い玄室、小型石材乱石積み

〃縦位置、天井開口部が絶好の明り取り窓になっている

狭い天井部

側壁左側

〃右側

奥から外、両袖式

羨道奥から、閉塞石が残っている

見学記
福岡市西区吉武、夫婦塚2号から県道を挟んだ北側に南北に細長い丘陵があり7基の古墳があります。南から6-12号、丘南側は削られていて3-5号は消滅、南側の1,2号は藪の中のようです。7基の内石室内に入れるのは2基、天井部が開口しているのが2基です。9号は以前は梯子があって内部に降りられたようですが梯子がなくなっていました、残念。7号は装飾古墳ですが入り口は土嚢で閉鎖、隙間から撮影すると石室自体はよく残っている用で奥壁に僅かに赤い顔料による装飾が見られます。そのせいでしょうか、7号だけが市の史跡です、他も素晴らしく全体を支石にしても良さそうなんですけどね。丘陵上はそれ程藪でもなく歩きやすいので見学は容易ですが南端の6号は土取りによる崖面に開口しているので注意が必要。東側墓地近くに駐車スペースあり。
12基、3-5号消滅
(北東側からの方が見学しやすいので番号逆順)
12号
墳丘は割と残る、左下のは転落した天井石か

僅かに石室の一部が露出

11号
横穴式石室、玄室長4.2,幅2.1,高2.6m
位置:33°31′35″N 130°18′42″E (日本測地系)
33.52968427 130.309346(世界測地系)
背の高い墳丘

石室正面

狭い開口部、天井石が割れている

開口部から覗いた石室内部、天井石真っ二つだ

持ち送りのある玄室側壁、奥壁は下部に鏡石らしい半円形の石材、ほかは四角い石

〃縦位置、左上は出過ぎているな

やや狭い天井、石材2枚

奥から外、両袖式だが左右が随分違う

〃縦位置、やはり上部の持ち送りが強い

10号
僅かな高まりに石材散乱

石室の様子もわからない程破壊

9号
複室横穴式石室、全長7m以上、玄室長2.68,幅1.9-2.4,高2.45m
大きな墳丘に天井石らしい石材露出

石室後部天井が破壊されている

天井開口、右の天井石は割った跡が残っている

背が高くて中に入れず、以前はあったという梯子もなくなっていた

両袖式玄門、複室のようだ、こういう時に限って羨道も埋まってない

側壁、袖石は薄そう

反対側側壁

奥壁

墳丘南側、本来はこちらに開口しているはず

8号
横穴式石室、全長5.7m以上、玄室長3.03,幅2.25,高3.05m
これも大きな墳丘が残る、穴は多分動物の巣穴

墳頂部に天井石露出、これは緑泥片岩

ここも天井開口、玄室の背が高く入れず

両袖式、羨道は埋没

〃縦位置、これでは複室かどうか分からない

側壁、石室内部は花崗岩

床面に仕切りのようなものがある

奥壁、アングルがとれず

7号
装飾横穴式石室、全長6m、玄室長2.78,幅2.26,高2.8m
これも大きな墳丘が残る、細長い丘の中軸よりは東寄りに位置する

反対側から

他と違い東向きに開口、土嚢で閉鎖、画面手前は前庭だそうだ

隙間から撮影、玄室は良好のようだ

奥壁に赤い装飾模様がある、上半分は多数の渦巻文だそうです、下半分に手を挙げる人物像があるそうですが奥壁下半分やや右側に赤っぽく見えているのがそれのようですがもう人物ともわからない状態です。

6号
横穴式石室、玄室長2.75,幅1.95,高2.5m
位置:33°31′32″N 130°18′42″E (日本測地系)
33.528851 130.30934603(世界測地系)
南端に一番大きな墳丘、向こう側は土取りで崖になっている

天井開口部、ここからは入れません

崖面に開口、ここが羨道入口辺り

開口部正面、入るのは問題ないが崖に注意

背の高い玄室、小型石材乱石積み

〃縦位置、天井開口部が絶好の明り取り窓になっている

狭い天井部

側壁左側

〃右側

奥から外、両袖式

羨道奥から、閉塞石が残っている

見学記
福岡市西区吉武、夫婦塚2号から県道を挟んだ北側に南北に細長い丘陵があり7基の古墳があります。南から6-12号、丘南側は削られていて3-5号は消滅、南側の1,2号は藪の中のようです。7基の内石室内に入れるのは2基、天井部が開口しているのが2基です。9号は以前は梯子があって内部に降りられたようですが梯子がなくなっていました、残念。7号は装飾古墳ですが入り口は土嚢で閉鎖、隙間から撮影すると石室自体はよく残っている用で奥壁に僅かに赤い顔料による装飾が見られます。そのせいでしょうか、7号だけが市の史跡です、他も素晴らしく全体を支石にしても良さそうなんですけどね。丘陵上はそれ程藪でもなく歩きやすいので見学は容易ですが南端の6号は土取りによる崖面に開口しているので注意が必要。東側墓地近くに駐車スペースあり。