牟佐北古墳(仮称)

 横穴式石室
 須恵質陶棺
 位置:34°43′44″N 133°58′27″E(日本測地系)
    34.73211346 133.97150154(世界測地系)

山道脇に開口、だいぶ掃除しています


石室前上部は壊失


奥に陶棺が原位置で残っている


石室後部や陶棺下部は埋まり気味


奥壁は下が埋まるが岡山によくある鏡石+平石か


奥から外、陶棺を壊さないよう慎重に撮影


蓋の方は2つに割られているようです


須恵質の陶棺、高さはそれ程なさそう陶棺が元のまま残っているのも非常に珍しい


割れ口が真っ直ぐじゃないから後から割れたようです


蓋を開けてみました、衣装箱のような感じ


蓋石や身も非常に薄い、よく残ったもんだ


内部に破片の一部か


大人を入れるには長さが足りないか


蓋石の様子、撮影後は元に戻しておきました


陶棺の前に円筒形のものがある


少なくとも奥にある陶棺の脚ではない


(見学記)
牟佐北古墳群から山道を更に登っていきます。上りから緩い下りになり浅い幅広い谷を越えてすぐ右側に石室開口しています、標高300m辺りです。小型の石室ですが内部に陶質陶棺が残っています。身も蓋もほぼ完全に残っていて蓋が二つに割れている程度です。蓋の方がやや大きく印籠式というより弁当箱と言ったほうが適切か。下に大きな1枚石がありますが棺台でしょうか。二つに割れた蓋石の手前のは動かされている気配があったので開けてみました。奥の方はヒビが入っているので注意が必要。棺身は完全に残っていて上部が下部より小さくなっています。全体は小さく遺体を普通に入れるのは無理、骨にして入れたんでしょうか、その場合でも頭骨を入れるのは無理そうです。手前に陶棺脚の基部が残っていますが材質が陶棺と合わないし陶棺には脚はなさそうです。そもそもこれはちょくちょく動かされているみたい。それにしても陶棺が破片でも残っているのは滅多に無いのにここまで完全に残っているのは奇跡的です。こんなに素晴らしいのに名前が無いというのも岡山的と言うべきか(笑)。

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