河田山古墳群

石川県小松市 2003年5月訪問

前方後円墳2,前方後方墳2、方墳35,円墳21、4C~7C
住宅、工業団地で大半消滅
1,9号が現状保存、12号は移築保存
33号は資料館内に石室移築、他数基現状保存

分布模型図、茶色の部分は消滅

西からの遠望、中央丸い林の中に1,9号がある、左側の建物が資料館


1号
前方後方墳、TL25,R15,FW15
位置:36°24′32″N 136°31′14″E

墳丘側面、左側が前方部だが低くて分かりづらい


後方部


12号
方墳、L15、7C
横穴式石室、玄室長5,幅2.25m

1号脇に移築、2段外護列石、石室前は前庭となっている


切石積み玄室、天井がアーチ状の可能性がある


33号
資料館内に移築された石室、前庭がハの字状に開く


切石積み石室


石室後方から


(見学記)

前方後円墳2、前方後方墳2、円墳21、方墳35基、4C~7Cにかけての古墳時代のほぼ全期にわたる大古墳群だが工場団地や住宅開発で殆ど消滅、僅かに丘陵南端にあった1号、9号が古墳公園として現状保存(他に1,2基保存)、12号が移築保存されました。古墳公園の脇に資料館(無料)があります。この中に33号の石室が移築されています。上部を失っていますが玄室は切石積みで羨道はなく前庭がハの字に開く終末期の特徴を示した石室です。1号は全長25mの前方後方墳で前方部が撥状に開く古式古墳ですが現状では背が低く側に説明板がないと気づかないかもしれない。すぐ側に切石石室を持つ9号墳があるはずだが埋め戻されているんだろうか全く分からなかった。資料館の人にも聞いたけど全く知らないようだった。1号の側に12号が移築復元されています。一辺15mの方墳で2段の外護列石を持った北陸では珍しい墳丘です。こちらも切石積みの玄室で上部を失っていますが側壁上部が僅かに曲面を持って曲がっていてアーチ状の天井が推測されています。

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