蛇塚古墳

京都府京都市 2000年3月訪問

前方後円墳
横穴式石室、全長18.5,玄室長7,幅3.8,高5.2m
位置:35°00′31″N 135°42′11″E (日本測地系)
    35.01183527 135.70022388(世界測地系)

墳丘消滅、住宅街の中に石室が露出


玄室、全国有数の規模


玄室奥から羨道、中に入ると石室の大きさが実感できる


(見学記)
JR太秦駅南方600mにありますが、場所は立て込んだ住宅街の中で案内板もなく背の高い樹木が目印になっています。前方後円墳ですが墳丘はすっかりなくなり横穴石室が露出している。石室の側に行くとその大きいこと大きいこと、小型の石室がむき出しになっているのはまま見かけますがこれ程の巨大石室が露出していると壮観ですね。石室全長17.8m玄室長6.8m幅3.9m高5.2mの規模で奈良の石舞台古墳より一回り小さいですがそれでも全国有数の規模です。周りをフェンスで囲まれ中には入れませんがこれ程の石室を前にしてさすがに我慢できずちょっと中に失礼させてもらう。羨道は崩壊防止の鉄骨が入っていて玄室も天井石と奥壁上部がなくなっている。巨石を使った玄室はやや持ち送りがある両袖式、石材の加工度は石舞台古墳よりはやや粗いようです。中が明るいせいもあって外から見るよりさらに巨大に感じ、しばらく呆然と眺めていた。これ程の石室を持った古墳ですが墳丘が消滅したのは比較的近世になってからのようです。京都近くの平野部という条件が悪かったのでしょうか。国史跡。
地形図を見ると南東にある三菱自動車工業北側に天塚古墳(後で調べたら石室のある前方後円墳のようだ)があるようだがいくら探しても見つからなかった。墳丘があればわからないような場所ではないんだが。

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